秋晴れに恵まれた11月26日、「おおきにアリーナ舞洲」において第30回関西学連剣友剣道大会が開催されました。本大会は「OB大会」の名で親しまれる、関西学生剣道連盟加盟大学卒業生及び関西在住の他地域学連卒業生による大学対抗団体戦です。試合は性別、年齢により区分される男子4部門・女子4部門で構成され、それぞれのチーム編成、チーム数、年齢規定は以下の通りです。
部門 | チーム編成 | チーム数 | 年齢規定 | 備考 |
男子1部 | 5名編成 | 制限なし | 先鋒/次鋒 22歳以上 |
オーダーは年齢の若い順。
|
中堅/副将 30歳以上 | ||||
大将 40歳以上 | ||||
男子2部 | 3名編成 | 制限なし |
先鋒/中堅/大将 45歳以上 |
オーダーは年齢の若い順。 |
男子3部 | 3名編成 | 制限なし |
先鋒/中堅/大将 60歳以上 |
オーダーは年齢の若い順。 |
女子1部 | 3名編成 | 制限なし |
先鋒/中堅/大将 20歳以上 |
オーダーは年齢の若い順。 |
女子2部 | 3名編成 | 制限なし |
先鋒/中堅/大将 30歳以上 |
オーダーは年齢の若い順。 |
女子3部 | 3名編成 | 制限なし |
先鋒/中堅/大将 45歳以上 |
オーダーは年齢の若い順。 |
男子若手の部 | 5名編成 | 制限なし |
先鋒/次鋒/中堅/副将/大将 卒業4年以内 |
オーダーは年齢の若い順。 |
女子若手の部 | 5名編成 | 制限なし |
先鋒/次鋒/中堅/副将/大将 卒業4年以内 |
オーダーは年齢の若い順。 |
以上の規定に則り、本年も男子1部42大学54チーム269名、男子2部27大学40チーム120名、男子3部27大学35チーム105名、女子1部15大学20チーム60名、女子2部6大学6チーム18名、女子3部7大学8チーム24名、男子若手の部12大学16チーム79名、女子若手の部4大学4チーム19名が出場する3年ぶりに開催の今大会に、本学も、男子1部3チーム15名、男子2部1チーム3名、男子3部2チーム6名、男子若手の部1チーム5名の総勢29名のOBが、次の布陣で臨み、母校の名誉を賭けて各チーム健闘しました。
男子1部Aチーム
先鋒:石上 純平 先輩(H30年卒、 四段)
次鋒:土橋 孝史 先輩(H29年卒、 五段)
中堅:吉竹 覚馬 先輩(H24年卒、 五段)
副将:渡邉 勇人 先輩(H22年卒、 六段)
大将:梅木 大 先輩(H13年卒、教士七段)
第1回戦
縦之会A 不戦勝 - 創価大学
剣志会
第2回戦
縦之会A 2(3) - 1(2) 関西学院大学
雄華会
第3回戦
縦之会A 0(0) - 3(5) 筑波大学
茗和会A
→ベスト16進出
第2回戦 | ||||
チーム | 縦之会A | 2(3) |
1(2) |
関西学院大学 |
先鋒 | 石上 | 引き分け | 山田 | |
次鋒 | 土橋 | コ |
桐石 |
|
中堅 | 吉竹 | メメ | 山下 | |
副将 | 渡邉 | 引き分け | 南出 | |
大将 | 梅木 | ココ |
森 |
第3回戦 | ||||
チーム | 縦之会A | 0(0) | 3(5) | 筑波大学A |
先鋒 | 石上 | 引き分け | 大坂 | |
次鋒 | 土橋 | メ | 熊原 | |
中堅 | 吉竹 | メコ | 村上 | |
副将 | 渡邉 | ドメ | 山本 | |
大将 | 梅木 | 引き分け | 西田 |
男子1部Bチーム
先鋒:影山 祐介 先輩(H31年卒、 四段)
次鋒:河野 剛輝 先輩(H22年卒、 四段)
中堅:鳥居 祐介 先輩(H20年卒、 三段)
副将:吉田 大樹 先輩(H14年卒、 五段)
大将:高尾 英生 先輩(H12年卒、錬士六段)
第1回戦
縦之会B 1(5) - 0(4) 奈良教育大学
天平会
第2回戦
縦之会B 1(2) -代1(2) 慶應義塾大学
三田剣友会
第1回戦 | ||||
チーム | 縦之会B | 1(5) | 0(4) | 奈良教育大学 |
先鋒 | 影山 | コ | 田村 | |
次鋒 | 河野 | 青山 | ||
中堅 | 鳥居 | ド 引き分け メ | 岩崎 | |
副将 | 吉田 | ド 引き分け メ | 大鳥 | |
大将 | 高尾 | コ 引き分け ド | 山本 |
第2回戦 | ||||
チーム | 縦之会B | 1(2) | 代1(2) | 慶應義塾大学 |
先鋒 | 影山 | ド | 長谷川 | |
次鋒 | 河野 | 榊原 | ||
中堅 | 鳥居 | 片桐 | ||
副将 | 吉田 | メ 引き分け ド | 小城 | |
大将 | 高尾 | メ | 朝日 | |
代表 | 高尾 | コ | 長谷川 |
男子1部Cチーム
先鋒:右田 直規 先輩(H28年卒、 五段)
次鋒:盛山 寛史 先輩(H23年卒、 五段)※
中堅:速水 大志 先輩(H20年卒、 五段)
副将:宮崎 岳彦 先輩(H15年卒、錬士六段)
大将:和田 洋之 先輩(H13年卒、 五段)
※盛山先輩は直前の怪我により欠場
第1回戦
縦之会C 0(1) - 2(3) 中央大学
剣友会B
第1回戦 | ||||
チーム | 縦之会C | 0(1) | 2(3) | 中央大学B |
先鋒 | 右田 | メ 引き分け メ | 棚本 | |
次鋒 | ○○ | 森田 | ||
中堅 | 速水 | 引き分け | 川俣 | |
副将 | 宮崎 | メ | 松井 | |
大将 | 和田 | 引き分け | 石塚 |
男子2部
先鋒:濱口 健 先輩(H 5年卒、教士七段)
中堅:矢田 治久 先輩(H 3年卒、 四段)
大将:小林 竜太 先輩(H 3年卒、錬士七段)
第1回戦
縦之会 0(0) - 2(3) 京都産業大学
刀和会D
第1回戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 0(0) | 2(3) | 京都産業大学D |
先鋒 | 濱口 | ドメ | 市川 | |
中堅 | 矢田 | コ | 朱 | |
大将 | 小林 | 引き分け | 香川 |
男子3部Aチーム
先鋒:橋本 慎一 先輩(S58年卒、教士七段)
中堅:石田 明久 先輩(S57年卒、教士七段)
大将:田頭 啓史 先輩(S52年卒、教士八段)
第1回戦
縦之会A 3(6) - 0(0) 京都外国語大学
剣友会
第2回戦
縦之会A 3(5) ー 0(0) 明治大学
駿台明剣会
準々決勝戦
縦之会A 2(3) ー 0(0) 中央大学
剣友会A
準決勝戦
縦之会A 2(4) ー 1(2) 國士舘大学
回天剣友会
決勝戦
縦之会A 2(4) ー 0(1) 法政大学
剣友会
→優勝!!
第1回戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 3(6) | 0(0) | 京都外国語大学 |
先鋒 | 橋本 | メメ | 河村 | |
中堅 | 石田 | メコ | 沖島 | |
大将 | 田頭 | メメ | 西堀 |
第2回戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 3(5) | 0(0) | 明治大学 |
先鋒 | 橋本 | メメ | 橋本 | |
中堅 | 石田 | コ | 野中 | |
大将 | 田頭 | メメ | 迫田 |
準々決勝戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 2(3) | 0(0) | 中央大学A |
先鋒 | 橋本 | 引き分け | 夏目 | |
中堅 | 石田 | メコ | 中尾 | |
大将 | 田頭 | メ | 鳥井 |
準決勝戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 2(4) | 1(2) | 國士舘大学 |
先鋒 | 橋本 | メコ | 前川 | |
中堅 | 石田 | ココ | 村崎 | |
大将 | 田頭 | コメ | 谷 |
決勝戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 2(4) | 0(1) | 法政大学 |
先鋒 | 橋本 | コ 引き分け メ | 亀谷 | |
中堅 | 石田 | メメ | 加賀 | |
大将 | 田頭 | メ | 池田 |
男子3部Bチーム
先鋒:堂内 昌孝 先輩(S57年卒、教士七段)
中堅:菅沼 満寛 先輩(S53年卒、教士七段)
大将:山本 眞人 先輩(S46年卒、教士七段)
第1回戦
縦之会B 0(2) -代0(2) 中京大学
剣友会B
第1回戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 0(2) | 代0(2) | 中京大学B |
先鋒 | 堂内 | 引き分け | 中 | |
中堅 | 菅沼 | メ 引き分け メ | 山田 | |
大将 | 山本 | ド | メ | 隠岐 |
代表 | 菅沼 | メ | 山田 |
男子若手の部
先鋒:千葉 竜雅 先輩(R 4年卒、四段)
次鋒:田淵 基 先輩(R 3年卒、四段)
中堅:友澤 笙 先輩(R 3年卒、三段)
副将:中越 健人 先輩(R 3年卒、三段)
大将:租父江 将 先輩(R 2年卒、四段)
第1回戦
縦之会 1(2) - 2(4) 関西大学
剣友会A
第1回戦 | ||||
チーム | 縦之会 | 1(2) | 2(4) | 関西大学A |
先鋒 | 千葉 | コ 引き分け コ | 平田 | |
次鋒 | 田淵 | ド | 二神 | |
中堅 | 友澤 | 若山 | ||
副将 | 中越 | 引き分け | 川上 | |
大将 | 租父江 | メコ | 岡本 |
一昨年、昨年とコロナウィルス感染症感染拡大の影響で中止となり、3年ぶりに開催された今大会は、感染抑止と密集回避、会場収容人数との兼ね合いを考慮し、アリーナへの入場が大会関係者と監督・選手のみに制限された他、試合順序と入場時間を午前が男子1部・2部、それ以外が午後からに設定されました。こうした状況下、健闘した本学出場チームの中でも、神奈川県から参加の橋本先輩を先鋒に迎えた男子3部Aチームは、初戦の京都外国語大学を全員2本勝ちで降すと、続く明治大学、中央大学A、準決勝では國士舘大学、決勝では法政大学を撃破するなど圧倒的な強さで出場35チームの頂点に立ちました。本大会における優勝は、全部門を通じて初の快挙であり、決勝進出は2010年の男子2部準優勝(先鋒:石田先輩、中堅:田頭先輩、大将:山本先輩)時以来12年ぶりとなります。大会当日は奇しくも、この年に逝去された山本三郎 名誉師範の13回忌に当たり、山本先生揮毫の「学縁」手拭いを身につけて全試合を戦い終えた石田先輩の目には薄らと涙が光りました。今大会を予選とする「第9回全日本学連剣友剣道大会」は2023年1月22日(日)にBumB東京スポーツ文化館(東京都江東区)で開催され、今大会男子3部優勝の本学Aチームも編成を新たに出場予定です。
卒業後各々が様々な環境で稽古に励み、年に一度、「甲南学園縦之会」の名のもとに集い、学生時代以来の大学対抗団体戦に臨む姿は、出場選手のみならず応援のOBOG、更には現役学生にも帰属意識や一体感を生ぜしめたに違いありません。出場OBOGにおかれましては、これを機に平素の現役剣道部活動ならびにOBOG会活動にも参画いただくことを切に願います。
今大会も、当日、ご来場の上、ご声援賜りました先輩方に、厚く御礼申し上げます。
ご来場の先輩 友澤 剛 先輩(H14年卒)
和田(旧姓 藤田)佳代 先輩(H15年卒)
井上 隆久 先輩(H22年卒)
最後に、終日、専任審判員の労を取っていただいた杉本安隆 先輩(S61年卒)、そして今大会も実行委員として、準備から当日の大会運営に至るまで役員の労を取っていただいた松岡和男 先輩(H21年卒)、大浦勇士 先輩(H22年卒)に縦之会会員一同、深く感謝いたします。
なお、今大会の結果は次の通りです。
男子1部優勝 中央大学 剣友会A
準優勝 筑波大学 茗和会B
第三位 関西大学 剣友会A
第三位 天理大学 OBG会A
男子2部優勝 金沢大学 剣友会A
準優勝 京都産業大学 刀和会D
第三位 東海大学 不滅会A
第三位 京都産業大学 刀和会B
男子3部優勝 甲南大学 縦之会A
準優勝 法政大学 剣友会
第三位 國士舘大学 回天剣友会
第三位 神戸大学 剣友会
女子1部優勝 法政大学 剣友会
準優勝 天理大学 OBG会A
第三位 明治大学 駿台明剣会
第三位 近畿大学 梅門会
女子2部優勝 國士舘大学 回天剣友会
準優勝 龍谷大学 剣龍会
女子3部優勝 園田学園女子大学 OG会
準優勝 関西学院大学 雄華会
男子若手の部優勝 同志社大学 剣友会B
準優勝 関西大学 剣友会A
女子若手の部優勝 大阪体育大学 OBOG会
園田学園女子大学 OG会