新型コロナウィルス感染症(COVID-19、新型コロナウィルス関連肺炎)感染拡大の影響により、学生部指示により剣道部を含む全ての本学体育会クラブは、3月4日から活動停止となりました。その後、緊急事態宣言解除後、学生部より提示された条件を満たした団体については、7月より段階的にクラブ活動再開が承認されていましたが、7月中旬の感染拡大第二波到来を受けて、再開の準備を進めていた剣道部も活動停止期間が延長となりました。
そして、3月4日以来7ヶ月超の活動停止期間を経た10月17日、本学剣道部はクラブ活動を再開しました。この間、剣道部に関わる全ての行事(兵庫・関西・西日本・全日本各学生大会、各定期戦、春夏合宿等)が中止となる中、再開に向けての感染対策を踏まえた活動計画等を男女両監督と学生幹部でオンラインミーティングにおいて協議し、学内の手続きを経て活動再開に至りました。
再開初日の10月17日は、伊藤明裕 師範、山本眞人 強化委員(S46年卒)、菅沼満寛 女子監督(S53年卒)、入江尚吾 男子監督(H11年卒)、友澤剛 先輩(H14年卒)や、現役学生が7ヶ月ぶりの再会を喜びつつ、まずは、長期間利用できなかった部室や道場の清掃を全部員で実施しました。その後、道場でミーティングを実施し、主務から感染予防対策に基づいた注意事項や、再会にあたってのルール等の説明がありました。続いて、この日を以て、引退する4年生6名を代表して男女主将から全部員に向けた退任挨拶があり、幹部交代式を実施しました。最後に、4月の入学後、この日初めて先輩や同期、指導陣と対面した新入部員6名の自己紹介があり、新体制での船出となりました。7ヶ月ぶりの練習となる再開初日は、入念なストレッチ運動・準備体操・素振りを終えて、基礎体力向上・体幹強化を目的とした足捌きの稽古に終始しました。こうした内容の稽古を1週間続けた後、10月24日より短時間ではありますが面を着けての稽古を徐々に再開しました。
活動は再開したものの、コロナ禍における新しい生活様式のもと、練習参加者は全員、マスク着用・手指や用具、使用箇所の消毒・毎日の検温、記録・面を着けての稽古では面マスクとマウスシールド着用、フィジカルディスタンスの確保等の感染予防対策を徹底し、また、OBOGを含めた外部参加者人数の制限(事前申請の5名程度)を前提とした模索しつつの船出となりました。