第67回全日本学生剣道選手権大会

 会場周辺ではG20大阪サミット開催に伴い大規模な交通規制が敷かれた6月29日~30日「エディオンアリーナ大阪」(大阪府立体育会館)において第67回全日本学生剣道選手権大会・第53回全日本女子学生剣道選手権大会が開催されました。本大会は全国8地域における予選を勝ち抜いた選手たちが、学生日本一の座を争うトーナメント形式の男女個人戦です。本大会においては、本学も過去に男子第5回大会で白井教雅 先輩(S34年卒)が優勝、第8回大会で矢木司孝 先輩(S38年卒)が第三位入賞、女子第28回大会で西海章子 先輩(H7年卒)が第三位入賞と、輝かしい戦績を誇ります。また、8地域を東西に区分して各地域連盟より選出された選手で構成したチームで東西の雌雄を決する勝ち抜き形式の団体戦である男女東西対抗試合も本大会と同時開催されます。毎年、東京と大阪で交互に開催する本大会ですが、従来は男女の個人戦と男子東西対抗試合を1日で実施していたのを、2007年より1日目を女子個人戦と新たに開設した女子東西対抗試合、2日目を男子個人戦と男子東西対抗試合とする2日間開催となりました。本年も男子176名、女子90名が出場する今大会、本学からは、男子個人戦に、関西予選をベスト30進出により通過した田村賢三 選手(3年 清風高等学校出身)が出場し、次の結果となりました。

 

  男子個人戦 1回戦 田村 ーメ 寒川(筑波大学2年 水戸葵陵高等学校出身)        

        →1回戦敗退         

       

 応援に駆けつけた本学部員やOBOGが見守る中、初戦だけにお互い慎重な試合運びから決め手を欠き、延長戦となったところ引きメンを決められ、悔しい一本負けとなりました。 その後、相手選手は勢いに乗り、ベスト16まで駒を進めます。大会結果としては、前日の女子選手権大会における明治大学勢同様、筑波大学勢がベスト4の内3名を占め、決勝は同門対決を制し、高校時代に世界選手権出場経験のある星子選手(筑波大学3年、九州学院高等学校出身)が優勝しました。

 現役学生においては、今回の敗戦から顕在化した課題は、選手本人のみならず本学剣道部の課題として捉え、来たる9月開催の関西学生剣道優勝大会(団体戦)に向けて克服に取り組まれんことを願います。    

 また、今大会には、本学より以下の先輩方に大会役員・審判員の労を取っていただきました。

 

  大会副委員長 石田 明久 先輩(S57年卒)

  審判員    田頭 啓史 先輩(S52年卒)

 

 以上の先輩方を始め、大会当日、ご来場賜りました多くの先輩方に、厚く御礼申し上げます。

 

  ご来場の先生・先輩 伊藤 明裕 師範 

  (監督を除く)   小林  進 副会長(S52年卒)

            黒田 吉英 先輩 (S52年卒)

            菅野  陽 先輩 (S52年卒)

            東浦 聖員 先輩 (高校S48年卒)

            森本 俊也 助監督(S60年卒)

            友澤  剛 先輩 (H14年卒) 

            吉田 大樹 先輩 (H14年卒) 

 

 なお、本大会の結果は次の通りです。

 

  男子優勝 星子 啓太 選手 (筑波大学3年 九州学院高等学校出身)

   準優勝 松崎 賢士郎 選手(筑波大学3年 島原高等学校出身)

   第三位 白鳥 湧也 選手 (筑波大学3年 東海大学附属浦安高等学校出身)

   第三位 山崎 将治 選手 (中央大学2年 帝京第五高等学校出身)

  男子東西対抗試合 東軍勝利 

会場となったエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
会場となったエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
今年も男子176名、女子90名が出場の本大会。
今年も男子176名、女子90名が出場の本大会。

田村選手堂々の入場行進。
田村選手堂々の入場行進。
入江尚吾 先輩(H11年卒)が勤務のため代理として菅沼満寛 女子監督(S53年卒)が監督席で見守る。
入江尚吾 先輩(H11年卒)が勤務のため代理として菅沼満寛 女子監督(S53年卒)が監督席で見守る。

いよいよ大舞台での決戦が始まる。
いよいよ大舞台での決戦が始まる。
強豪 筑波大学の選手と開始戦で対峙する田村選手。
強豪 筑波大学の選手と開始戦で対峙する田村選手。

大会は筑波大学勢がベスト4の内3名を占め、決勝は同門対決となった。
大会は筑波大学勢がベスト4の内3名を占め、決勝は同門対決となった。
決勝では星子選手が脚を負傷し、一時中断するアクシデントも。星子選手は優勝を果たすも、この後の東西対抗試合は欠場することに。
決勝では星子選手が脚を負傷し、一時中断するアクシデントも。星子選手は優勝を果たすも、この後の東西対抗試合は欠場することに。

男子個人戦終了後に開催された男子東西対抗試合では、東軍が48勝目を挙げた。
男子個人戦終了後に開催された男子東西対抗試合では、東軍が48勝目を挙げた。
学習院大学主将の重黒木亮介 選手(4年 高輪高等学校出身)は2回戦で九州大会覇者を降し、3回戦で準優勝の松崎選手(筑波大学)に惜敗するも大健闘を見せた。
学習院大学主将の重黒木亮介 選手(4年 高輪高等学校出身)は2回戦で九州大会覇者を降し、3回戦で準優勝の松崎選手(筑波大学)に惜敗するも大健闘を見せた。

大会副委員長として学生のフォローに多忙な石田先輩。
大会副委員長として学生のフォローに多忙な石田先輩。
1日目の女子個人戦決勝で主審を務める田頭先輩。
1日目の女子個人戦決勝で主審を務める田頭先輩。

男子2年連続の本大会出場となる今年、大舞台に立つ田村選手の雄姿は、現役部員たちを勢いづけたに違いない。
男子2年連続の本大会出場となる今年、大舞台に立つ田村選手の雄姿は、現役部員たちを勢いづけたに違いない。
甲南中学校・高等学校出身の住田将一 選手(神戸大学3年)は、初戦で国際武道大学の選手に惜敗するも、同校出身者としての本大会出場は、昭和60年(1985年)第33回大会に出場の奥智雄 先輩(S61年卒)以来、実に34年ぶりの快挙である。
甲南中学校・高等学校出身の住田将一 選手(神戸大学3年)は、初戦で国際武道大学の選手に惜敗するも、同校出身者としての本大会出場は、昭和60年(1985年)第33回大会に出場の奥智雄 先輩(S61年卒)以来、実に34年ぶりの快挙である。