2019年度　縦之会総会

　平成最後の「昭和の日」となった4月29日、本学岡本キャンパス「iCommons」において、2019年度 縦之会総会を開催しました。会場となったKONAN INFNITY COMMONS(愛称 iCommons)は、甲南学園創立100周年記念事業の一環として、一昨年9月、旧学生食堂や学生会館等跡地に完成した施設です。約14,000㎡の建物内部は、学生食堂やカフェ＆バー「PRONTO」、書店「TSUTAYA」やトレーニングルーム、文科系クラブ部室等で構成される複合施設で、昨年に続き学生食堂「Hirao Dinning Hall」を今総会の会場に設定しました。総会に先立っての縦之会合同稽古会では、22歳から76歳まで、計19名の先輩方に参加いただきました。

　会場を六甲アイランド剣道場からiCommosに移して14時より開催の総会では、ＯＢと現役大学生出席(高校生は大会出場のため、中学生はその応援のため欠席)のもと、まず、平成30年度物故者への黙祷に続き、西村元信 会長(Ｓ４２年卒)より挨拶がありました。議案審議においては、まず、昨年度総会の決議内容を踏まえた甲南学園創立100周年記念事業募金の報告があり、続いて、友澤剛 事務局(Ｈ１４年卒)から、村田順紀 会計幹事(Ｈ２４年卒)に代わって決算報告と、西原正博 会計監査(高校Ｓ４８年卒)に代わって監査報告の後、予算審議で予算案が承認されました。

　最後に、西村会長から、平成26年より5年にわたり務められた会長職を退任する旨発表があり、併せて稲留 和寛 副会長(Ｓ49年卒)が後任に指名され、全会一致で承認されました。西村先輩におかれては、会長就任以来、縦之会活性化の為、常に陣頭指揮を執っていただき、ドネーション(寄付金)制度の確立、強化委員会設置等、甲南学園剣道部発展に多大なる貢献を賜り、縦之会会員一同、感謝の念に堪えません。 また、新任の副会長として小林進 常任幹事(Ｓ５２年卒)が推薦され、留任の安井洋一 副会長(Ｓ５５年卒)と2名体制の人事が満場一致で承認されました。議案審議終了後、当日出席された平野達司 先輩(高校Ｈ４年卒)の神戸市会議員選挙初当選を報告の上、出席者全員でお祝いしました。 平野先輩は、神戸市議会議長や自由民主党兵庫支部長等を歴任された平野昌司 先輩(Ｓ３９年卒)のご子息で、甲南中学校・高等学校時代は主将として剣道部を牽引されました。

　総会に続いて、14時20分からは、場所を施設玄関オープンスペースに移して、本学和太鼓サークル「甲(きのえ)」による演奏があり、中でも昨年、日本一に輝いた本年卒業の和太鼓サークルＯＢが奏でる大太鼓は、まさに圧巻でした。

　和太鼓鑑賞の後は、14時55分から、現役学生も交えた懇親会に移りました。前田忠弘 部長(法学部教授)ご臨席のもと、ＯＢと現役学生が食事のテーブルを囲む中、菅沼満寛 大学女子監督(Ｓ５３年卒)・入江尚吾 大学男子監督(Ｈ１１年卒)より活動報告がありました。続いて大学剣道部の租父江 男子主将に代わり八幡 副主将・樋口 女子主将より挨拶と本年度の抱負が述べられました。また、総会恒例の大学新入部員挨拶があり、各々の自己紹介に続き、稲留新会長より「入部の証」として本学のスクールカラーであるエンジ色で染め抜かれた面手拭いが新入部員5名に贈呈されました。会場の至る所で花が咲く昔話や剣道談議に時を忘れ、短い時間でしたが出席ＯＢは皆、楽しいひと時を過ごし、懇親会の最後は、出席者全員で部歌斉唱・現役学生によるエールに続き、安井副会長の挨拶をもって、盛会の内に平成最後となる縦之会総会は幕を閉じました。今総会開催にあたり、会場の予約から大学側との打ち合わせに至るまで、全てをお世話いただきました安井先輩、当日お手伝いいただきました現役学生も含めた関係各位のご協力に厚く御礼申し上げます。

　最後に、本年度も総会出席者44名(ＯＢ18名、大学生26名)の内、出席ＯＢの年齢層を見ると特に40歳以下の出席率が極端に低く(40歳代1名、30歳代1名)、600名を越える会員に占める出席率の低さも然ることながら、今後の縦之会組織運営について考える中で、40歳以下ＯＢＯＧの参画を促すことが急務であることを再認識させられました。ＯＢＯＧの皆様方におかれましては、次年度縦之会総会の開催にあたって、周辺世代の先輩方とお誘い合わせの上、まずはＯＢＯＧ稽古会または懇親会へ「同窓会気分で気軽に」ご出席を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。