【寄稿】第22回若手OBOG稽古会を開催!

 若手OBOGが現役時代を過ごした「平成」の時代も残すところ二日で終わりを告げる4月28日(日)、

 

甲南大学六甲アイランド剣道場(以下、 六アイ道場)において「第22回若手OBOG稽古会」

 

を開催しました。

 

この稽古会は、卒業したての20歳代から脂の乗りまくった40歳代の年代を(年齢の上で)

 

「若手」と位置づけ(50歳代以上の「まだまだ若手」の先輩方、申し訳ありません…)、

 

その年代のOBOGで

 

「集まって稽古して一杯やろう♪」

 

という気楽なコンセプトのイベントです。

 

現役学生の稽古が終わった午後の時間帯に六アイ道場を利用して、自由に

 

基本稽古するもよし♪

 

久しぶりに仲間と地稽古するもよし♪

 

見取り稽古するもよし♪

 

面は各自のペースで何回外してもOK!というゆる~い内容の稽古会で、

 

特に大学剣道部や稽古とは疎遠になってしまっているOBOGで、甲南への思いはあるのに、

 

「いきなり現役学生と(同じペースで)稽古するのは、ちょっと…」という方、

 

「一人で現役学生の稽古に参加するのは、ちょっと…」という方、

 

「久しぶりにアイツと稽古して美味い酒飲みたい!」という方etc…を対象に、

 

まずはそうした若手OBOGの遠のいている足を六アイ道場に向けていただくことが主な目的です。

 

そんな想いで2015年8月にスタートした稽古会も、早いもので22回目を迎えます。

 

平成最後となる記念すべき今回は、ひとつ盛大に開催すべくLINEやfacebookといったSNSを駆使した

 

案内のもと、我らがショッキングピンクの聖地に

午前中は監督としてビシビシ現役学生を鍛えてからの二部練に臨む入江尚吾 先輩(H11年卒)を始め


ここのところ三回連続の参加で、もはや河村知哉 先輩(H12年卒)に代わってレギュラー化しつつある

ばかりか、この日は初めて現役学生に交じって午前練に参加された濱口雄二 先輩(H11年卒)や


これまた前回に続いて、うれしい特別ゲスト参加の片桐新之介 先輩(慶應義塾大学H13年卒)

これまた特別ゲストで、もちろん午前に続いて二部練参加の波多野幸範 先生と菅沼満寛 先輩(S53年卒)

の稽古大好きコンビに加えて


相変わらず道着袴のビンテージ感ハンパない吉田大樹 先輩(H14年卒)や

ブッチギリの参加最年少にして平成生まれの井上康平 先輩(H30年卒)、そして…

前日まで「夜(飲み会)は確実に行く。昼(稽古会)はたぶん行く。」との甲南OBらしいお返事でしたが、

昼も確実に来てくれた伊藤英作 先輩(H12年卒)の参加を得て…

それになりに賑やか?になりました。平成最後の若手OBOG稽古会!

稽古会参加者
氏  名 卒部年次 氏  名 卒部年次 氏  名 卒部年次
菅沼 満寛 S53年 入江 尚吾 H11年 濱口 雄二 H11年
伊藤 英作 H12年 友澤  剛 H14年 吉田 大樹 H14年
井上 康平 H30年 波多野幸範 外部参加 片桐新之介 慶応義塾大学H13年

平成最後の若手稽古会、体操の号令は、やはり平成時代の本学を代表するキャプテン!入江先輩に

かけていただき、シッカリと体操、ビシッと素振りに続いて


いつも通り、正面に礼から、上座も下座もなく円になって座礼を交わし


ギックリ腰で見学の友澤が見守る中…稽古開始!


この日も道場では、いたるところで、入江先輩と濱口先輩によるバッチバチの同期対決や…


おそらく卒業以来ぶりとなる濱口先輩と伊藤先輩によるバッチバチの先輩後輩対決、

入江先輩と井上先輩によるバッチバチの同業者対決…そして

ついに実現した片桐先輩と吉田先輩によるバッチバチの道着薄い人対決など、若手稽古会ならではの

ドリームマッチが展開されたのでした。

なかでも注目を集めたのが、濱口先輩の愛着を感じすぎるボロボロの垂れネーム…ではなく

2016年8月、この稽古会に参加されて以来、三年ぶりの稽古となる伊藤先輩の動きがキレッキレな件です。

卒業2年目の井上先輩にも引けを取らない動きに参加OB一同、ブランクを感じませんでした。

白熱した稽古も45分を過ぎて、バテバテの吉田先輩を始め、一同面を外し始めた頃…


三年ぶりとなる歴代キャプテン対決が、静寂に包まれた道場で始まります。

関西学生選手権決勝や全日本学生東西対抗で会場を沸かせた平成10年度キャプテンと

全日本学生選手権で前年度覇者(筑波大学)を初戦で降して会場を沸かせた平成11年度キャプテン…


一同が固唾を飲んで見守った名選手対決で、平成最後の若手OBOG稽古会は幕を閉じたのでした。


充実した稽古を振り返りつつ、この後手にするビールジョッキのイメージを膨らませつつ、一同黙想から

お互いに座礼を交わし


バッチバチの対決も面を外せばお互いノーサイド(この言葉が使いたかっただけ)…

お互いの健闘を称えあい、一同しばし充実した稽古の余韻に浸ります。

と、剣道談議はここまで!この後、ゆっくりシャワーを浴びたり、剣道具を自宅に置きに帰ったりして

夕方に再結集したのは、現役ご用達のお店…そこには黙想でイメージした通りのキンキンに冷えたビールと


第二道場から参加の松井宣将 先輩(H14年卒)…そんな補強メンバーと片桐先輩も加わって

平成最後の…かんぱ~い♪

補強メンバーの松井先輩も、ほぼアウェイな他大学OBの飲み会に参加いただけた片桐先輩も、

よく飲み、よく語り、楽しいひと時を過ごす中、やはり一同、気になるのは…


松井先輩が身にまとうパーカーの柄がパチンコチェーン(ミクちゃんガイアアリーナ)のキャラクター

にしか見えないこと…ではなく(入江先輩には、もはや、それにしか見えないそうです)

TV番組のタイトルじゃありませんが「あいついま何してる?」

思い立ったら即実行…の松井先輩がスマホをいじりだしたかと思うと…


海の向こうの同期相手に…始まりました真夜中のテレフォンショッキング♪


便利なご時世になったもので、海の向こうの相手ともLINEアプリでTV電話で話せてしまうのですから、

終わりを告げる平成時代の通信技術発達を感じずにはいられない昭和生まれのOBたちなのでありました。


もう相手がこちらにいないものなんで、みんな頭が薄くなっただの嫁を出せだの言いたい放題で

大盛り上がり…


そうこうしているうちに、食べたらまた確実に太るであろう〆のラーメンを吉田先輩が豪快にすすり


海の向こうの後輩と卒業以来の再会をTV電話ごしに果たした濱口先輩の豪快な高笑いで、

平成最後の若手OBOG稽古会は盛会のうちに幕を閉じました。

第二道場(とり善)参加者
氏  名 卒部年次  氏  名  卒部年次 氏  名  卒部年次 
入江 尚吾 H11年 濱口 雄二 H11年 伊藤 英作 H12年
友澤  剛 H14年 松井 宣将 H14年 吉田 大樹 H14年
片桐新之介 慶應義塾大学H13年  

 縦之会は現役学生を支援する後援会的側面もありますが、OBOGが交流・懇親を深める同窓会的側面

 

もあるのです。若手OBOG稽古会は、OBOG有志によるイベントであり、まずは同窓会として若手

 

OBOGを六アイ道場(または、その後の飲み会)に集めて、最終的に後援会として現役学生の稽古や

 

試合会場に足を向けていただくのが狙いなのです。この稽古会は「剣道が好きな人」の集まりではなく、

 

「甲南が好きな人」の集まりにしたいと考えています。次回は6月開催を予定しています。

 

まずは懐かしの六アイ道場にお誘い合わせの上、お集まりください!

 一般的な稽古会での「第二道場」は、その日の稽古内容について、あのメンはよかっただの、攻めとは

 

こうあるべきだのとか、剣道談議に花が咲くものですが、若手OBOG稽古会の第二道場では、そんな剣道

 

談議はほぼありません。結局は、いつも苦楽を共にしたそれぞれの世代が持ち寄るキャンパスライフの話

 

になるのです。だから、稽古はしないのに飲み会から参加のOBも、全く気兼ねなく入って来られる空間

 

が、そこにはあるのです。なぜなら、それぞれのフィールドで日々闘う社会人たちが、ちょっとひと休みに

 

集まる、そこには何十年前であろうとも学生時代に戻ったOBたちの笑顔があるからではないでしょうか…

友澤 剛(平成14年卒)記