記録的猛暑に続き、今年最大級の台風21号が接近する9月1日~9月3日、兵庫県養父市 鉢伏山中腹に広がる標高800m~900mのハチ高原において大学夏季合宿を実施しました。本合宿は、1ヶ月後の関西学生剣道優勝大会(男女団体戦)に照準を合わせて部員全員が一つ屋根の下で寝食を共にすることにより団結力を強め、2部練習を通して基礎基本を実戦に直結させる強化合宿です。例年、本合宿は6泊7日の日程で実施しますが、本年は、8月19日~20日に別府大学遠征を実施したことによる出費との兼ね合いで、3泊4日に短縮の上、実施しました。合宿期間中の宿舎は「パークホテル白樺館」を、練習場所は宿舎敷地内に併設された専用体育館を利用しました。敷地内には3ケ所の専用体育館があり、今回利用した第一体育館は、試合場2面を確保できる広さで、宿舎と隣接していることから移動時間なく使用できる充実した施設でした。今合宿3日間を通じて部員達は、主に午前午後を通して追い込み・連続技を中心とした基本稽古、地稽古に続き、最後は掛かり稽古と相掛かり稽古を繰り返し、更に100本の跳躍素振りを行いました。今合宿も、初日から伊藤明裕 師範、波多野幸範 先生、入江尚吾 男子監督(H11年卒)、更に二日目から山本眞人 強化委員(S46年卒)、菅沼満寛 女子監督(S53年卒)、石田明久 強化委員(S57年卒)ご指導のもと、一貫して実戦を意識した内容の稽古に取り組みました。
なお、3日間の期間中、本合宿に参加いただいた方々は以下の通りです。
伊藤 明裕 師範
波多野 幸範 先生
山本 眞人 先輩(S46年卒)
小林 進 先輩(S52年卒)
菅沼 満寛 監督(S53年卒)
石田 明久 先輩(S57年卒)
入江 尚吾 監督(H11年卒)
友澤 剛 先輩(H14年卒)
土橋 孝史 先輩(H29年卒)
以上、ご多忙の折、遠路お越しいただき、誠にありがとうございました。特に伊藤師範におかれましては、初日から最終日の3日間に亘り、2週間前の別府大学遠征における稽古内容や、1週間前の兵庫県民体育大会(男子は初戦で神戸学院大学に、女子は決勝で関西学院大学に敗退)結果を踏まえ、実戦に直結する技術を的確且つ明解な方法を以ってご指導いただきましたことを縦之会会員一同、厚く御礼申し上げます。
台風の近畿地方接近に伴い、指導陣が協議の上、部員の安全確保に配慮し、帰神の日程を1日繰り上げるべく、9月3日午前の稽古まで実施し、当日午後に急遽、全員帰路に着きました。短期間ではありましたが厳しい稽古内容となった今合宿を通して、参加部員誰一人欠けることなく乗り切った自信と、文字通り体得した技術、そして気魄を、まずは来たる関西学生剣道優勝大会における「シード権奪取」「全日本大会出場権獲得」という結果に反映させるべく、学生諸君には明日からの稽古に精進されんことを切に願います。