各地で記録的猛暑が続く7月22日~23日「大阪府立体育会館」において第65回全日本学生剣道選手権大会・第51回全日本女子学生剣道選手権大会が開催されました。本大会は全国8地域における予選を勝ち抜いた選手たちが、学生日本一の座を争うトーナメント形式の男女個人戦です。本大会においては、本学も過去に男子第5回大会で白井教雅 先輩(S34年卒)が優勝、第8回大会で矢木司孝 先輩(S38年卒)が第三位入賞、女子第28回大会で西海章子 先輩(H7年卒)が第三位入賞と、輝かしい戦績を誇ります。また、8地域を東西に区分して各地域連盟より選出された選手で構成したチームで東西の雌雄を決する勝ち抜き形式の団体戦である男女東西対抗試合も本大会と同時開催されます。毎年、東京と大阪で交互に開催する本大会ですが、従来は男女の個人戦と男子東西対抗試合を1日で実施していたのを、2007年より1日目を女子個人戦と新たに開設した女子東西対抗試合、2日目を男子個人戦と男子東西対抗試合とする2日間開催となりました。本年も男子176名、女子90名が出場する今大会、女子個人戦に本学からは、関西予選を共にベスト16進出により通過した中川萌 選手(3年 甲子園学院高等学校出身)と、西村葵 選手(2年 初芝立命館高等学校出身)が出場し、次の結果を残しました。
1回戦 中川 -メ 吉村(法政大学4年 守谷高等学校出身)
→1回戦敗退
1回戦シード
2回戦 西村 コ - 小林(東北学院大学3年 旭川大学高等学校出身)
3回戦 西村 メド- 檜垣(佛教大学3年 福知山成美高等学校出身)
4回戦 西村 -コ 松本(鹿屋体育大学3年 筑紫台高等学校出身)
→ベスト16進出
応援に駆けつけた本学部員やOBが見守る中、まずは中川選手が法政大学 吉村選手(守谷高等学校出身)との初戦を迎えます。中川選手は、終始積極的な試合運びで相手に有効打突を与えず勝機を探りますが、一瞬の居着きをメンに乗られ、善戦むなしく惜敗します。
次に、トーナメント上のシードで初戦を迎えた西村選手は、既に1回戦を勝ち抜いた東北学院大学 小林選手を延長の末、コテに斬って3回戦に駒を進めます。続く3回戦では同じ関西予選を突破した佛教大学 檜垣選手にコテメンと引きドウで快勝し、遂にベスト8進出を賭けた4回戦を迎えます。対するは初戦でインターハイ覇者の竹中選手(筑波大学)を、続いて関西覇者の玉置選手(近畿大学)を降した鹿屋体育大学 松本選手です。この松本選手にも、西村選手は果敢に攻めますが、一瞬手元が上がったところを捉えた相手の鋭いコテに旗が上がり、その後も惜しい展開に観覧席は沸きますが有効打突には至らず、無情にも試合終了を告げる笛が鳴り響きます。平成22年の第44回大会における高島千沙 先輩(H23年卒)以来のベスト8進出目前での惜敗でしたが、本大会に女子2名が出場するのは初の快挙であり、両選手の健闘に来場のOBからは惜しみない拍手が送られました。
現役学生においては、今回の敗戦から顕在化した課題は、選手本人のみならず本学剣道部の課題として捉え、来たる9月開催の関西学生剣道優勝大会(団体戦)に向けて克服に取り組まれんことを願います。
また、今大会には、本学より以下の先輩方に大会役員の労を取っていただきました。
大会副委員長 石田 明久 先輩(S57年卒)
東西対抗試合西軍監督 田頭 啓史 先輩(S52年卒)
以上の先輩方を始め、大会当日、ご来場賜りました多くの先生・先輩方に、厚く御礼申し上げます。
ご来場の先輩 谷内 幹芳 先輩 (S40年卒)
(女子監督を除く) 西村 元信 会長 (S42年卒)
山本 眞人 先輩 (S46年卒)
安井 洋一 副会長(S50年卒)
小林 進 先輩 (S52年卒)
森本 俊也 先輩 (S60年卒)
小林 竜太 先輩 (H 3年卒)
植田正二郎 先輩 (H 5年卒)
友澤 剛 先輩 (H14年卒)
小日山瑞希 先輩 (H29年卒)
なお、本大会の結果は次の通りです。
男子優勝 牧島 凛太郎 選手(鹿屋体育大学3年 島原高等学校出身)
準優勝 平野 青地 選手 (専修大学3年 東福岡高等学校出身)
第三位 貝塚 泰紀 選手 (日本体育大学4年 鎌倉学園高等学校出身)
第三位 星子 啓太 選手 (筑波大学1年 九州学院高等学校出身)
男子東西対抗試合 東軍勝利
女子優勝 大西 ななみ 選手(筑波大学4年 中村学園女子高等学校出身)
準優勝 松本 智香 選手 (鹿屋体育大学3年 筑紫台高等学校出身)
第三位 中野 佳央理 選手(中央大学1年 中村学園女子高等学校出身)
第三位 西口 真琴 選手 (法政大学1年 守谷高等学校出身)
女子東西対抗試合 東軍勝利