平成29年度 縦之会総会

 陽春から新緑へ暦の移り変わりを肌で感じる「昭和の日」となった4月29日、神戸市東灘区「平生記念館」において、平成29年度 縦之会総会を開催しました。一昨年までの2年間は、祝日でも授業のあった大学生に考慮し、午後よりOBと中学生・高校生のみで稽古会を実施の後、場所を稽古会場の六甲アイランドから、大学生が合流しやすい住吉の平生記念館に移して夕方より総会を開催しておりましたが、昨年より、大学が祝日の授業を実施しないため、従来同様、午前にOBと中高生・大学生との合同稽古会、午後に総会・懇親会を開催することができました。総会に先立っての縦之会合同稽古会では、28歳から70歳まで、計11名の先輩方に参加いただきました。

 会場を六甲アイランド剣道場から平生記念館に移して13時より開催された縦之会特別講演会は、学外より作家の濵田昭生 氏を講師に迎えました。濵田氏は、さくら銀行(現 三井住友銀行)退職後、宮本武蔵や織田信長に関する主に歴史ミステリー作品を多数、著書として出版され、この度、西村元信 会長(S42年卒)とのご縁があって、講演をお願いすることになりました。「宮本武蔵の剣術」と題した講演は、宮本武蔵の生い立ちから、数々の決闘、更には二刀流に関する疑問など、濱田氏独自の視点から、時に現役学生との対話を交え、定説を覆す興味深い内容となりました。

 続く総会では、OBと現役大学生出席(高校生は大会出場のため、中学生はその応援のため欠席)のもと、まず、西村会長より挨拶がありました。議案審議においては、村田順紀 会計幹事(H24年卒)より決算報告と併せて、当日は甲南高等学校監督職務のため欠席の西原正博 会計監査(高校S48年卒)に代わり監査報告の後、予算審議で予算案が承認されました。

 総会に続いて、14時20分からは現役学生も交えた懇親会に移りました。OBと現役学生が食事のテーブルを囲む中、稲留和寛 先輩(S49年卒)より3月25日開催の縦之会懇親ゴルフ大会につき事業報告の後、当日は勤務で欠席の堂内昌孝 大学男子監督(S57年卒)に代わり森本俊也 助監督(S60年卒)・菅沼満寛 大学女子監督(S53年卒)より活動報告があり、続いて大学剣道部の石上 男子主将・惠上 女子主将より挨拶と本年度の抱負が述べられました。また、総会恒例の大学新入部員挨拶があり、各々の自己紹介に続き、西村会長より「入部の証」として本学のスクールカラーであるエンジ色で染め抜かれた面手拭いが新入部員8名に贈呈されました。会場の至る所で花が咲く昔話や剣道談議に時を忘れ、短い時間でしたが出席OBは皆、楽しいひと時を過ごし、懇親会の最後は、安井洋一 副会長(S50年卒)による挨拶に続き、出席者全員で部歌斉唱・現役学生によるエールをもって、盛会の内に平成29年度縦之会総会は幕を閉じました。今総会開催にあたり、会場の予約から平生記念館との打ち合わせに至るまで、全てをお世話いただきました安井先輩・菅沼監督、当日お手伝いいただきました現役学生も含めた関係各位のご協力に厚く御礼申し上げます。

 最後に、本年度も総会出席者54名(OB21名、大学生33名)の内、出席OBの年齢層を見ると特に40歳以下の出席率が極端に低く(40歳代1名、30歳代1名、20歳代1名)、600名を越える会員に占める出席率の低さも然ることながら、今後の縦之会組織運営について考える中で、40歳以下OBOGの参画を促すことが急務であることを再認識させられました。OBOGの皆様方におかれましては、次年度縦之会総会の開催にあたって、周辺世代の先輩方とお誘い合わせの上、まずはOBOG稽古会または懇親会へ「同窓会気分で気軽に」ご出席を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

合同稽古会 参加者
卒部年次  氏   名 卒部年次 氏   名 卒部年次 氏   名 
S44年 佐藤 章吾 S46年 山本 眞人 S52年 小林  進
S52年 田頭 啓史 S52年 村上 克己 S53年 菅沼 満寛
S60年 森本 俊也 H 3年 小林 竜太 H11年 入江 尚吾
H14年 吉田 大樹 H23年 間処 裕也  
総会 出席者
卒部年次  氏   名 卒部年次 氏   名 卒部年次 氏   名
S32年 松野 能和 S39年 安福 幸雄 S40年 島   章
S40年 谷内 幹芳 S40年 松田 豊治 S40年 三好  宏
S42年 西村 元信 高校S38年 一井眞比古 S46年 山本 眞人
S49年 稲留 和寛 S50年 安井 洋一 S52年 小林  進
S52年 田頭 啓史

S52年

村上 克己 高校S48年 東浦 聖員
S53年 菅沼 満寛 S55年 中村 一郎 S60年 森本 俊也
H11年 入江 尚吾

H14年

友澤  剛 H24年 村田 順紀
合同稽古会参加の先輩方。
合同稽古会参加の先輩方。
合同稽古会には大学生も参加。
合同稽古会には大学生も参加。

合同稽古会の最年長参加OBは佐藤先輩。
合同稽古会の最年長参加OBは佐藤先輩。
1ヶ月前の全日本学連剣友剣道大会における活躍が記憶に新しい田頭先輩。
1ヶ月前の全日本学連剣友剣道大会における活躍が記憶に新しい田頭先輩。

合同稽古会最年少参加OBは間処先輩。
合同稽古会最年少参加OBは間処先輩。
稽古会開始後、一番に田頭先輩に稽古を願う小林(竜)先輩。
稽古会開始後、一番に田頭先輩に稽古を願う小林(竜)先輩。

田頭先輩に稽古を願う石上主将。
田頭先輩に稽古を願う石上主将。
昨年度関西学生選手権第三位入賞の石上主将が17年前の関西学生選手権準優勝者の入江助監督に稽古を願う。
昨年度関西学生選手権第三位入賞の石上主将が17年前の関西学生選手権準優勝者の入江助監督に稽古を願う。

稽古会前半は学生が元立ちのOBに稽古を願う。
稽古会前半は学生が元立ちのOBに稽古を願う。
稽古会後半はOB相互による稽古。
稽古会後半はOB相互による稽古。

佐藤先輩に稽古を願う田頭先輩。
佐藤先輩に稽古を願う田頭先輩。
稽古会を見守る松野 元会長。
稽古会を見守る松野 元会長。

総会の会場となった平生記念館。
総会の会場となった平生記念館。
総会特別講演会講師の濵田昭生 氏。
総会特別講演会講師の濵田昭生 氏。

講演に聴き入る現役学生たち。
講演に聴き入る現役学生たち。
総会で開会の挨拶を述べる西村会長。
総会で開会の挨拶を述べる西村会長。

総会で決算・予算案について説明する村田会計幹事。
総会で決算・予算案について説明する村田会計幹事。
総会に出席の先輩方。
総会に出席の先輩方。

懇親会には本学教務部長・保健体育課研究室長を歴任された桜井治 先生を招待。多くのOBが学生時代に授業でお世話になった。
懇親会には本学教務部長・保健体育課研究室長を歴任された桜井治 先生を招待。多くのOBが学生時代に授業でお世話になった。
桜井先生を紹介する安福 前会長。
桜井先生を紹介する安福 前会長。

乾杯の発声は昨年に続き松野 元会長。
乾杯の発声は昨年に続き松野 元会長。
OBと現役学生が食事のテーブルを囲む懇親会。
OBと現役学生が食事のテーブルを囲む懇親会。

料理はオードブルによるビュッフェ形式。
料理はオードブルによるビュッフェ形式。
メニューは現役学生に配慮してボリュームも十分。
メニューは現役学生に配慮してボリュームも十分。

会場の至る所で昔話に花が咲く。
会場の至る所で昔話に花が咲く。
年に一度、会員OBOGが一堂に会し、親睦を深める。
年に一度、会員OBOGが一堂に会し、親睦を深める。

懇親会はOBにとって現役学生との数少ない交流の場。
懇親会はOBにとって現役学生との数少ない交流の場。
稲留先輩より縦之会事業報告(懇親ゴルフ大会)。
稲留先輩より縦之会事業報告(懇親ゴルフ大会)。

森本助監督より大学男子活動報告。
森本助監督より大学男子活動報告。
菅沼監督による大学女子活動報告。
菅沼監督による大学女子活動報告。

挨拶と抱負を述べる石上純平 男子主将。
挨拶と抱負を述べる石上純平 男子主将。
挨拶と抱負を述べる惠上かし香 女子主将。
挨拶と抱負を述べる惠上かし香 女子主将。

挨拶と抱負を述べる新入部員8名。
挨拶と抱負を述べる新入部員8名。
西村会長より「入部の証」として面手拭が新入部員に贈呈される。
西村会長より「入部の証」として面手拭が新入部員に贈呈される。

出席者全員による部歌斉唱。
出席者全員による部歌斉唱。
旧制甲南高等学校から部歌を通して脈々と受け継がれる甲南スピリット。
旧制甲南高等学校から部歌を通して脈々と受け継がれる甲南スピリット。

下原朗 君(2年生)によるエール。
下原朗 君(2年生)によるエール。
閉会の挨拶を述べる安井先輩。
閉会の挨拶を述べる安井先輩。