春の陽気に誘われてアキラ100%ばりの薄着で街に出たくなる4月22日(土)、甲南大学六甲アイランド
剣道場(以下、 六アイ道場)において「第11回若手OBOG稽古会」を開催しました。
この稽古会は、卒業したての20歳代から脂の乗りまくった40歳代の年代を(年齢の上で)
「若手」と位置づけ(50歳代以上の「まだまだ若手」の先輩方、申し訳ありません…)、
その年代のOBOGで
「集まって稽古して一杯やろう♪」
という気楽なコンセプトのイベントです。
現役学生の稽古が終わった午後の時間帯に六アイ道場を利用して、自由に
基本稽古するもよし♪
久しぶりに仲間と地稽古するもよし♪
見取り稽古するもよし♪
面は各自のペースで何回外してもOK!というゆる~い内容の稽古会で、
特に大学剣道部や稽古とは疎遠になってしまっているOBOGで、甲南への思いはあるのに、
「いきなり現役学生と(同じペースで)稽古するのは、ちょっと…」という方、
「一人で現役学生の稽古に参加するのは、ちょっと…」という方、
「久しぶりにアイツと稽古して美味い酒飲みたい!」という方etc…を対象に、
まずはそうした若手OBOGの遠のいている足を六アイ道場に向けていただくことが主な目的です。
一昨年8月の第1回から数えて記念すべき第10回を迎えた前回に続き、当日はSNSを駆使した案内のもと、
発起人である入江尚吾 先輩(H11年卒)を始め
この日も六アイにホテルを確保し、泊りがけで稽古会参加!もはや「不動のいつメン」河村知哉 先輩
(H12年卒)や…
三度の飯より剣道が好き…携帯電話の待ち受け画面は宮崎正裕 先生…という吉田大樹 先輩(H14年卒)、
今回、参加者最年長でありながら唯一、午前中の現役学生との稽古から、ぶっ通しで参加の小林竜太 先輩
(H3年卒)に加えて…
今回、参加者最年少であり、新婚さんいらっしゃ~い♪の、間処裕也 先輩(H23年卒)と
先月の第8回全日本学連剣友剣道大会での雄姿が記憶に新しい紅一点!上浦知英 先輩(H18年卒)…そして
現役時代に残した数々の伝説が今も若手OBによって語り継がれるこの男が六アイ道場に
帰って来た!(BGM:映画「男はつらいよ」メインテーマ)
そんな、うれしい初参加メンバーも加わって…始まりました2ヶ月に一度のお楽しみ♪
稽古会参加者 | |||||
氏 名 | 卒業年 | 氏 名 | 卒業年 | 氏 名 | 卒業年 |
小林 竜太 | H 3年 | 入江 尚吾 | H11年 | 河村 知哉 | H12年 |
吉田 大樹 | H14年 | 友澤 剛 | H14年 |
上浦 知英 (旧姓 原) |
H18年 |
川東 賢二 | H19年 | 間処 裕也 | H23年 |
道場に掲げられた壮大なテーマの横断幕に見守られつつ
いつものように初参加メンバーが体操と素振りの指揮を執るという「お約束」に始まり、
上座も下座もなく円になっての座礼を交わして
いよいよ稽古開始!…って友澤は30分遅れて参加しましたが…
この日も道場では、上浦先輩と川東先輩による、まさに卒業以来11年ぶりの先輩後輩対決を始め、
若手稽古会では、お馴染みの同業者対決…
そして、河村先輩と吉田先輩による重量級対決など…ビジュアル的にも見応えたっぷりのドリームマッチが
至るところで展開され…
少人数のため必然的に総当たりの1時間30分は、あっ!という間に幕を閉じました。一昨年あたりから
年1~2回のペースで約10年ぶりに稽古を再開した川東先輩は、そのブランクを感じさせない稽古ぶりを
披露した後、「お仕事」の準備があるため、少し早めに道場を後にしました。
そのお仕事…現役時代のトレードマークだったトータルテンボスばりのアフロを、修行僧のように刈り込んだ
彼の夜の顔こそ、阪急「春日野道」駅下車、南に5分の焼き鳥ダイニング、その名も「ぼんくら」で料理の腕を
振るう仕事人…!OBのお店ということを差し引いても、また来たくなる絶品料理が並びます。
皆さんも是非♪(こんな感じでいい?川東先輩)
そんな、今からお仕事のメンバーを見送り、罪悪感を感じながら、稽古会というアップを終えた一行は、
一路、今夜の試合会場となる住吉へ…途中、アップなしで参加の一人を待ち切れず、フライングしつつ…
河村先輩が「旅と男のロマン」を語りつつ…
仕事で稽古参加できなかった「最後の一人」を待って…
改めてのかんぱ~い♪
今回は、参加者が「いいオトナ」のアラフォーメンバーということで、いつもと趣向を変えて、
住吉の「かごの屋」をチョイス
ふつーに食事に来ている「家族連れのお客さんもいるので、こんな(教育に悪い)ことは禁止!」という
入江キャプテンからの厳命が下り
今回は「飲み放題・食べ放題」システムなのをいいことに、ここぞとばかりに食うわ食うわ…
タッチパネルを駆使して…
鍋のお肉をたのむわたのむわ…
そして、また何段にも重なったお肉を次から次へと食うわ食うわ…
お店的には、このテーブル、確実に赤字だな…と、罪悪感を感じつつ、この看板に惹かれて入った
ラーメン屋さんに場所を変えても
麺すするわすするわ…
と…現役時代マグドナルドやミスタードーナツで、先輩方に鬼のような個数を御馳走になった当時の伝統が
この世代の驚異的な胃袋を作ったことをお互い再確認し、今回の若手稽古会は幕を閉じました。
※カメラアングルに悪意はありません。
縦之会は現役学生を支援する後援会的側面もありますが、OBOGが交流・懇親を深める同窓会的側面
もあるのです。若手OBOG稽古会は、OBOG有志によるイベントであり、まずは同窓会として若手
OBOGを六アイ道場(または、その後の飲み会)に集めて、最終的に後援会として現役学生の稽古や
試合会場に足を向けていただくのが狙いなのです。この稽古会は「剣道が好きな人」の集まりではなく、
「甲南が好きな人」の集まりにしたいと考えています。次回は6月開催を予定しています。
第二道場(住吉)参加者 | |||||
氏 名 | 卒業年 | 氏 名 | 卒業年 | 氏 名 | 卒業年 |
入江 尚吾 | H11年 | 河村 知哉 | H12年 | 松井 宣将 | H14年 |
吉田 大樹 | H14年 | 友澤 剛 | H14年 |
前回の小田先輩に続き、今回もまた、ブランクを越えて若手OBが六アイ道場に帰って来てくれました。
周囲も本人も、いつかは…と望んでいても何か「きっかけ」がタイミングよくなければ、わざわざ剣道具
担いで橋を渡って六アイで稽古しようとは思わないでしょう…
この稽古会や飲み会が、その一つの「きっかけ作り」になれたら、これほどうれしいことはありません。
しかも、今回の川東先輩のように、現役時代は、やんちゃで、でも試合に出れば強くて、どこか憎めない…
卒業後しばらくは、風の便りに近況を知る程度…といったOBが、一家の大黒柱として、素敵なお店で日々
料理の腕を振るいつつ、また、ここで仲間と汗を流す、そんな景色を、きっと部室の奥から、山本先生も
喜んで見守ってくださってるんじゃないでしょうか…。
友澤 剛(平成14年卒)記