肌寒さの中にも春の足音が聞こえる3月16日~3月22日、「伯耆富士」として名高い大山(だいせん)を西に仰ぎ見る、鳥取県倉吉市「関金町農林漁業者等健康増進施設」において大学春季合宿を実施しました。本合宿は、春の大会シーズンに向け、部員一同が6日間、寝食を共にすることにより、チームとしての団結力を強め、一方で個々の基礎体力・技術力の向上、地力を養うことを目的とした強化合宿です。本合宿を通しての練習内容としては、入念なストレッチ・準備体操・素振りに始まり、午前の2時間30分は追い込み稽古等、基礎体力の向上を目的とした稽古に充て、午後の3時間は技術力の向上、地力を養うことを目的とした稽古に充てました。まず合宿前半は、初日の16日午前を六甲アイランド剣道場での練習、午後を移動に充て、翌17日から石田明久 先輩(S57年卒)、18日からは伊藤明裕 師範と菅沼満寛 監督(S53年卒)による御指導のもと、実戦を意識した激しい練習内容となりました。更に後半の19日には田頭啓史 先輩(S52年卒)を始め、堂内昌孝 監督(S57年卒)、森本俊也 助監督(S60年卒)が合流し、充実した指導体制のもと、20日には地元の鳥取大学と終日、合同練習・練習試合を実施しました。
今合宿中、部員達は1日計5時間30分の激しい練習で疲れた身体を宿泊先である国民宿舎「グリーンスコーレせきがね」の関金温泉(美しく透明な様子が「白金」に例えられる、名湯百選の一つ)で癒し、大きな怪我人もなく、インフルエンザ発症の1名を除いては、全員で元気に6日間を乗り切りました。なお、6日間の期間中、今合宿に参加いただいた方々は以下の通りです。
鳥取大学剣道部 様
湯村 正仁 先生
阿部 正美 先生
山本 康智 先生
入井 強 先生
伊藤 明裕 師範
田頭 啓史 先輩(S52年卒)
小林 進 先輩(S52年卒)
菅沼 満寛 監督(S53年卒)
石田 明久 先輩(S57年卒)
堂内 昌孝 監督(S57年卒)
森本 俊也 助監督(S60年卒)
高尾 英生 先輩(H12年卒)
友澤 剛 先輩(H14年卒)
米田 恵太 先輩(H24年卒)
高瀬 崚馬 先輩(H28年卒)
右田 直規 先輩(H28年卒)
坂本 里来 先輩(H28年卒)
以上、ご多忙の折、遠路お越しいただき、誠にありがとうございました。
最後に特筆すべきは、今合宿は、鳥取大学師範・中四国学生剣道連盟名誉会長である湯村正仁 範士八段を始め、伊藤師範のご紹介で鳥取県警察の阿部正美 教士八段、倉吉市の山本康智 教士七段にもご参加いただき、本学の伊藤師範、田頭先輩を含め八段4名がもとに立つ異例の盛況ぶりに、倉吉市の福井教育長(倉吉市剣道連盟会長)も表敬訪問されるなど、地元鳥取県の皆様との剣縁に恵まれた点で有意義な遠征であったことです。
今春の入部予定者3名(男子1名、女子2名)も元気に参加