梅雨の曇り空が広がる6月27日~28日「大阪府立体育会館」において第63回全日本学生剣道選手権大会・第49回全日本女子学生剣道選手権大会が開催されました。本大会は全国8地域における予選を勝ち抜いた選手たちが、学生日本一の座を争うトーナメント形式の男女個人戦です。本大会においては、本学も過去に男子第5回大会で白井教雅
先輩(S34年卒)が優勝、第8回大会で矢木司孝 先輩(S38年卒)が第三位入賞、女子第28回大会で西海章子
先輩(H7年卒)が第三位入賞と、輝かしい戦績を誇ります。また、8地域を東西に区分して各地域連盟より選出された選手で構成したチームで東西の雌雄を決する勝ち抜き形式の団体戦である男女東西対抗試合も本大会と同時開催されます。毎年、東京と大阪で交互に開催する本大会ですが、従来は男女の個人戦と男子東西対抗試合を1日で実施していたのを、2007年より1日目を女子個人戦と新たに開設した女子東西対抗試合、2日目を男子個人戦と男子東西対抗試合とする2日間開催となりました。本年も男子179名、女子89名が出場する今大会、女子個人戦に本学からは、関西予選をベスト16進出により通過した中本夏海
選手(3年 西大寺高等学校出身)が出場しました。
応援に駆けつけた本学部員や先生、OBが見守る中、不戦試合が続き、予定より早く中本選手の出番が回ってきます。1回戦の相手は、前年度本大会準優勝の川﨑茜 選手(早稲田大学2年 日吉ヶ丘高等学校出身)です。大舞台の雰囲気に飲まれたのか、後手に回る展開が多く、惜しい打突も見られましたが、決め手を欠き、試合は延長戦に突入します。そして、打突を放った相手の体に中本選手の竹刀が掛かりましたが、強く張らなかったため、打ち切られてしまい、審判の旗が2本挙がり、敢え無く1回戦敗退となりました。現役学生においては、今回の敗戦から顕在化した課題は、選手本人のみならず本学剣道部の課題として捉え、来たる9月開催の関西学生剣道優勝大会(団体戦)に向けて克服に取り組まれんことを願います。
また、今大会には、本学より以下の先輩方に大会役員・審判員の労を取っていただきました。
大会委員 石田 明久 先輩(S57年卒)
審判員 田頭 啓史 先輩(S52年卒)
以上の先輩方を始め、大会当日、ご来場賜りました多くの先生・先輩方に、厚く御礼申し上げます。
ご来場の先生・先輩 伊藤 明裕 師範
(女子監督を除く) 西村 元信 会長(S42年卒)
山本 眞人 先輩(S46年卒)
東浦 聖員 先輩(高校S48年卒)
堂内 昌孝 先輩(S57年卒)
森本 俊也 先輩(S60年卒)
友澤 剛 先輩(H14年卒)
なお、本大会の結果は次の通りです。
男子優勝 林田 匡平 選手 (筑波大学4年 島原高等学校出身)
準優勝 梅ヶ谷 翔 選手 (中央大学2年 福岡大学附属大濠高等学校出身)
第三位 勇 大地 選手 (早稲田大学2年 東福岡高等学校出身)
第三位 竹ノ内 佑也 選手(筑波大学4年 福岡大学附属大濠高等学校出身)
男子東西対抗試合 東軍勝利(大将戦)
女子優勝 高橋 萌子 選手 (法政大学4年 守谷高等学校出身)
準優勝 図末 杏菜 選手 (平成国際大学2年 左沢高等学校出身)
第三位 三好 絢女 選手 (明治大学3年 麗澤瑞浪高等学校出身)
第三位 竹内 香帆 選手 (香川大学3年 祇園北高等学校出身)
女子東西対抗試合 東軍勝利(大将戦)